会社の取り組み

リムジンバス運行管理システム

東京空港交通株式会社では、2001年1月より、成田空港・羽田空港発着の当社全路線・全便を対象に、GPS運行管理システムを導入し、順調に稼動いたしております 。

GPS運行管理システム

GPS運行管理システムの特徴は、バスの位置情報収集にカーナビゲーションや携帯電話等で用いられているGPS(全地球方位測定システム)を活用し、GPSより取得した走行中のバスの位置情報を、NTT DoCoMoのFOMA通信網を使い、本社でリアルタイムにモニタし、運行部トラフィックコントロールセンターを主として、事業所・営業所等よりバス乗り入れ先の各ホテルまで、パソコン画面地図上に表示することができます。

バスの位置がすべて確認できるため、運行状況のお問い合わせなどに即時対応でき、渋滞発生時には運行間隔の調整や、臨時便の設定等、弾力的な運行手配が可能となっております。

当社は従来から無線を用いて情報を提供してまいりましたが、GPSシステム導入により、誤差は10m程度というGPSの特性によって、情報の精度を格段に向上させております。

所要時間表示システム

当社では、これまでお客様への所要時間のご案内は全て時刻表に記載の標準所要時間のみという情報量としては乏しいものでありましたが、この度、所要時間リアルタイムデータをお客様が直接見ることのできる当社ホームページや携帯電話サイトに掲載することとなりました。
当社では前述の通り、GPS.(Global Positioning System 全地球測位システム)とNTT DoCoMoのパケット通信サービス(FOMA)を利用することにより、車輌現在位置や状態(待機中・回送中・運行中)速度等のデータをリアルタイムに収集しており、システム導入時より、この貴重なデータを活用することにより、お客様への情報提供サービスができないかと考えておりました。

リアルタイムデータの算出方法は、あらかじめ当社リムジンバスが走行する首都高速道路・東関東自動車道にチェックポイント区間を設定しておき、その区間ごとの走行時間の最新データを収集し、それぞれの路線経路順の区間ごとのデータを足しこむことにより所要時間を割り出す方式を採用しておりますので、全区間を走行しない場合でも該当路線全区間のリアルタイム所要時間を割り出すことが可能となります。